上村松園《焰》

大正7(1918)年、東京国立博物館
(東京会場のみ出品)
Image: TNM Image Archives
上村松園《焰》
美しさの中にたたえられた
凄絶な悲しみと怒り

前屈みにうつむき髪を噛む女性。蜘蛛の巣と藤の花の模様の着物も不気味です。「源氏物語」に登場する六条御息所に取材した作品。愛する光源氏の正妻・葵の上への嫉妬の末、生霊となった彼女は葵の上を殺めてしまいました。